⭐ Kilonova Seekers currently on a 2 month maintenance break - thanks for all your efforts during the LVK O4 observing run. We will return on 2nd February 2026! [read more].
以下の外部ウェブサイトで、本プロジェクトでのすべての発見とTNSへの報告を閲覧できます。さらに、発見した突発天体の夜空での位置のインタラクティブビューや、ホスト銀河の情報、突発天体の分類の更新情報などを、GOTOでの突発天体名をクリックすることで閲覧できます。ぜひこちらのウェブページをブックマークして最新の発見を確認してください。
また、本プロジェクトに参加したユーザーのリストを以下に掲載しています。
王立天文学会月報 Volume 533, Issue 2, 2024年9月, Pages 2113-2132
https://doi.org/10.1093/mnras/stae1817
時間領域天体物理学は急速に発展しており、新しいサーベイ観測の開始によりそのデータ量も急増しています。機械学習分類をトレーニングするための分散型アプローチはこの発見の急増を最大限に活用にするために不可欠であり、市民科学型アプローチがこの要求を満たすために効果的であることは証明されています。
本論文ではGOTO望遠鏡からの突発天体をほぼリアルタイムで発見するために構築した市民科学プロジェクト「恋する超新星」の立ち上げと初期成果について報告します。このプロジェクトは2023年7月にローンチされ、LIGO-Virgo-KAGRA O4aの観測中に2000人以上のボランティアから60万件の分類を受け取りました。この間にプロジェクトでは20天体を発見し、さらに深層学習分類の拡張のための「ゴールドスタンダード」の訓練データセット17682件を生成し、Zooniverseボランティアの天体の真偽判定におけるバイアスやパフォーマンスを測定できました。本プロジェクトはGOTOが続く限り継続し、さらに高頻度で候補をZooniverseへ反映させ、現在開発中の次世代分類アルゴリズムの改良を直接促進します。
Astronomy & Astrophysicsに投稿済み
プレプリント: https://arxiv.org/abs/2501.11524
矮新星は、連星系の質量輸送や降着、連星進化について探るうえで重要な天体物理学の実験室ですが、その観測特性の多様性は今も私たちの理論的理解に挑み続けています。私たちは本論文で、恋する超新星市民科学プロジェクトのボランティアがリアルタイムで発見した、や座WZ型矮新星のGOTO065054+593624 (以後 GOTO0650)の発見とその後の観測キャンペーンについて報告します。大規模な測光・分光学的進化のデータセットによって、2024年のスーパーアウトバーストの最初の2か月がカバーされています。GOTO0650は増光中に可視光の輝線が完全に欠如しており、強い水素に対してほとんど検出されないHe~IIの放射、時間経過に連れて急速に減少する高振幅のエコーアウトバーストなどを示し、これらは現在の激変星の私たちの見方と一致しません。ここで提示されたデータセットはこの矮新星のユニークさを強調し、period bouncerと呼ばれるタイプの天体の候補として注目させるだけでなく、市民科学者が銀河系突発天体の研究に重要な貢献を果たしたことも強調します。
2024年10月4日 - ATel 16842
GOTO065054.49+593624.51: 光学的に明るい銀河系内の突発天体
2024年10月9日 - ATel 16858
GOTO065054.49+593624.51のNOTとLTのスペクトル観測での銀河系内の突発天体であることの確認