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結果

結果 2024年11月24日更新

私たちはこのプロジェクトに貢献し、そしてこれからも貢献し続けてくださる全てのボランティアのみなさんに深く感謝します。これまでに参加した人の数と達成した分類の数が圧倒的であることに、本当に感動しています。

プロジェクトの完了率が日が経つにつれて増加するだけでなく、逆に戻って減ることもあったことに気付かれた方もいるでしょう。これは、皆さんが分類するためのデータを追加したことによるものです。皆さんの素晴らしい反響により、当初分析しようとしていたデータセットは既に分類が終わり、さらにプロジェクトを拡張するデータを追加しています!

現在、新しいデータの最終バッチが分類されています。しかし以前に分類されたデータを含む追加のラウンドを1つ追加しています。これは分類値が私たちが設定した閾値に届かなかった場合(たとえば0個という誤分類が多数生じた大きなグループなど)や、異なるユーザー間で分類結果に大きな違いがあったものが含まれます。分類の数が増えるにつれて、こうした結果の精度も向上させる試みを行っています。

この機会に、皆さんの貢献がプロジェクトに与えた寄与について最新状況を共有します。以下に、あるサブジェクトについての予備的結果のスナップショットを示しています。以下の図では、右側に分類された黒点群を、左側に、様々な参加者によってその黒点群が受けた黒点数のカウントのヒストグラム(赤色)を示します。水色の縦線はそれぞれの分類の中央値を示し、黄色の縦点線(水色と重なって見えないこともあります)は私たちチームが数えた時の値です。次の画像のようなかなり分かりやすいケースもあり、皆さん全員が正しく同じ分類を行っています。

しかし皆さんご存じのように、全ての画像が上の例のように分かりやすいわけではありません。多くのケースで黒点のカウントにはばらつきがあります。しかし以下の画像のように、その中でも統計的に明らかな合意が得られる場合もあります。

驚いたことに、次の2例のように、比較的単純な黒点群(1-2個)にもかかわらず、一部のユーザーが15個、31個といった値を入力することもあります!

上の例には、明らかな黒点があっても「0個」と入力したユーザーがいることも分かります。私たちの解析では0個という入力値は無視することがありますが、その場合でも結果的に統計サンプル数がその分減ってしまうという影響があります。ですので、こうした画像については再アップロードして分類の統計数を増やす必要があります。

最後に、これまで行った統計の結果がどのようになっているかをお見せしようと思います!

この図は、毎日の黒点数(黒の円)を示しています。年間の値(赤)も今後追加します。
これは皆さんのそれぞれの画像の分類の中央値を用いて、黒点数の時系列変化を表した図です。あくまで、これは分析結果のほんの一部であり、個々の黒点数をプロットしただけで、国際的な太陽黒点数ではないことに注意してください。すべての分類が完了したら、ボランティア間の一貫性を評価し、結果の不確実性を推定するための厳密なレビューを行ったうえで、最終的な黒点数を導出します。

改めて、皆さんの熱意と献身に感謝します。皆さんの努力により、このプロジェクトは想像もつかなかった形で大きく前進しています!