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チームメンバー

市民科学を通じて

まず最初に、プラネットナインプロジェクトの素晴らしい貢献者の中から数人を紹介します。

インターン

Austin Humphreys はBanneker/Key奨学生で、最近メリーランド大学カレッジパーク校を卒業しました。物理学と天文学の学士を取得し、メリーランドから遠隔で、俺の隣人がこんなにクールなわけがないチームに参加しています。プログラマーとしての経験が豊富で、プラズマ物理学のシミュレーションや惑星状星雲の測光、褐色矮星のスペクトル解析といった、物理学と天文学の両方の研究プロジェクトに学部時代に携わってきました。大学に通う前はメリーランド科学センターのクロスビー・ラムゼイ記念天文台で3年間、観測助手として一般向け8インチ屈折望遠鏡の運用と管理を行っていました。

Noah Schapera はエモリー大学で物理学と天文学を学ぶ、Ledley L. Brown奨学生の3年生です。2022年夏にNOIRLabにインターンに来た際にバックヤードワールドチームに参加し、WiseViewカタログとZooniverseを繋げるパイプラインを開発しました。他に、Alissa Bans博士のディスク・ディテクティブ プロジェクトでもデータ解析にかかわっており、現在はエモリー天文台でデブリ円盤と変光星候補について研究しています。

Grady Robbins はフロリダ大学の4年生で、フロリダ学術奨学生として天体物理学の理学士号を取得しようとしています。2023年5月からNOIRLabに個人での科学インターンとして働き始め、本プロジェクトの最終リリースを支援しました。フロリダ大学ではJaehan Bae博士のもとで学部学生研究助手として原始惑星系円盤の研究を支援しています。 (GitHubでその成果の一部を見てください) このコースと仕事を通じて、原始惑星系円盤のシミュレーションや太陽系外惑星の検出と解析、Pythonの進んだ知識といった経験を得ています。

科学中核チーム

Aaron Meisner (NSF NOIRLab)はアリゾナ州ツーソンにあるアメリカ科学財団のNOIRLabの天文学者です。天文学における画像の大規模データセットの処理の専門家で、以前には市民科学プロジェクトバックヤードワールド プラネットナインを共同で設立しています。

Dan Caseldenはセキュリティ研究者で、多様な褐色矮星の発見者です。特に、WiseView画像ブリンクツールを開発し、褐色矮星の発見における機械学習の応用の先駆者です。

Davy Kirkpatrickはカリフォルニア州パサデナにあるカリフォルニア工科大学の赤外線処理・分析センターの天文学者です。彼の研究は褐色矮星のL,T,Y型の定義づけに貢献しました。また、オールトの雲にあると仮説が立てられている、まだ未発見の太陽の低質量の伴星に"Tyche"(テュケー)と名付けた最初の人物としても知られています。

Adam Schneider (USNO)はジョージア大学で博士号を取得し、現在はジョージ・メイソン大学とアメリカ海軍天文台の科学者です。太陽系近傍の晩期型星や褐色矮星の識別と特徴づけを研究している観測天文学者です。特に、太陽系に最も近い系や若い系に興味があり、それらが太陽近傍の星形成の歴史や太陽系外惑星の多様性を知るためにどう役立つかに関心を持っています。

Jackie Faherty (アメリカ自然史博物館)はアメリカ自然史博物館の天体物理学部門のスタッフである科学者です。2010年にニューヨーク州立大学ストーニーブルック校で「褐色矮星の運動学のプロジェクト」というタイトルの博士論文で博士号を取得しました。研究グループ「ニューヨークの褐色矮星:Brown Dwarfs in New York City (BDNYC) 」では褐色矮星と巨大な太陽系外惑星の観測特徴の共通点を探っています。最も冷たい部類の褐色矮星の大気が木星大気とどのくらい似ているかに強い関心を持っています。Xアカウント@jfahertyもフォローしてください。

Marc Kuchner (NASAゴダード宇宙センター)はバックヤードワールド・プラネットナインプロジェクトの主任研究員(PI)です。ハーバード大学で学士号、カリフォルニア工科大学で博士号を取得し、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターとプリンストン大学で1回ずつ博士研究員を務めました。主に太陽系外惑星や星周円盤、惑星形成の理論、観測、観測装置について研究してきました。カリフォルニア工科大学の大学院生時代には、現在もプラネットナインを捜索していることで知られるマイク・ブラウンのもとで研究していました。また、WISEのデータを使うZooniverseの別の人気プロジェクトであるディスク・ディテクティブでもPIを務めています。
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共同研究者

Daniella C. Bardalez Gagliuffi はアメリカ自然史博物館のKalbfleischフェローです。 ペルーのリマ出身で、マサチューセッツ工科大学(MIT)で学士号、カリフォルニア工科大学サンディエゴ校で博士号を取得しました。近赤外分光の経験が豊富な観測天文学者で、研究では褐色矮星の連星系の特徴づけと同定に注目しています。また、形成理論の検証のために褐色矮星の惑星質量の伴星を発見することにも興味を持っています。
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Adam Burgasser はカリフォルニア工科大学サンディエゴ校天体物理学科の教授であり、最も低質量な恒星や最も低温な褐色矮星、太陽系外惑星を研究している観測天文学者です。様々な地上望遠鏡や宇宙望遠鏡を用いてこれらの天体の物理特性や物理プロセスを研究しています。これにはM型からY型に至る天体の大気を調べるための可視・近赤外分光や、低質量の複数星系の特徴を調べるためのレーザーガイド星による補償光学を用いての高解像撮像と高分解分光、磁気活動を研究するための電波・光学・X線観測、褐色矮星の天候を調べるための全球測光や分光、褐色矮星の存在分布を知るための数値シミュレーションなどが含まれます。T型スペクトルの定義(博士論文でのテーマです)や金属量の少ないハローのL型準矮星の発見、L型とT型矮星の注目すべき遷移といった研究の主導といった業績で知られています。
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Sarah Casewellはイギリスのレスター大学のSTFCアーネスト・ラザフォードフェロー研究員です。2007年にレスター大学で褐色矮星と白色矮星についての研究で博士号を取得し、現在は褐色矮星と白色矮星の近接連星・長周期連星を研究する可視光・赤外線の観測天文学者です。特に、白色矮星となった恒星の死後も生き残った褐色矮星の系で、数時間の公転周期で強い放射に曝されている褐色矮星について興味があります。

Arjun Deyはアリゾナ州にあるアメリカ科学財団のNOIRLabの天文学者です。これまでに、NOAOディープワイドフィールドサーベイ(NDWFS)やマイヨールzバンドレガシーサーベイ(MzLS)、ダークエネルギーカメラレガシーサーベイ(DECaLS)などいくつもの大規模天文サーベイを主導してきました。研究の関心は天の川銀河の局所銀河群での固有運動から宇宙論まで多岐にわたっています。
NOIRLab Source Catalog (NSC) チームの創設メンバーでもあります。

Jonathan Gagne (Rio Tinto Alcanプラネタリウムの科学顧問 | Espace pour la vie博物館)カナダのケベック州出身で、モントリオール大学で博士号を取得しました。褐色矮星、太陽系外惑星、近赤外分光の専門家です。市民科学プロジェクトのディスクディテクティブにも携わり、自身が開発したソフトウェアBANYAN Sigmaで若い移動天体グループの同定に助力しています。

Federico Maroccoはカリフォルニア工科大学IPACの科学研究員です。イタリアのフォッサーノ出身で、トリノ大学で学士号、イギリスのハートフォードシャー大学で博士号を取得しました。IPACに来る前はNASAのジェット推進研究所でCatWISE2020カタログの作成に携わりました。このカタログには全天19億個の天体について位置や固有運動、波長3.4ミクロンと4.6ミクロンでの明るさが収録されています。太陽系近傍の最も低温な褐色矮星についての位置測定や近赤外分光の専門家です。

謝辞

市民科学シードプログラムの助成金80NSSC21K1485を通じてこのプロジェクトを支援してくださったNASAに感謝しています。

本プロジェクトのスタッフの作業は、アメリカ国立科学財団との協力協定に基づき、大学天文学研究協会(AURA)が管理するNOIRLabによって支援されています。